<ネタバレ>オムニバス形式で綴られる、様々な人の人生。
ここで描かれて .. >(続きを読む)
<ネタバレ>オムニバス形式で綴られる、様々な人の人生。
ここで描かれている人生は、ハッピーなものはほとんどなく、辛いことがほとんど。
確かに人生は、楽しいことより辛いことの方が多いかもしれない。
でもそこをメインに延々と描かれると、ただ観ていて疲れが増すばかり。
もちろん、共感はできる部分は多いのだが、人生の辛いことばかりが羅列されるので、疲労感しか残らない。
人はそれぞれ様々なものを背負って、苦しみもだえながら生きているんだ。
そういったメッセージはよく伝わってはくるが、そこには悲壮感しかない。
描こうとしていることは明確だし、実に奥深いテーマを扱っているが、感想としては「疲労感が増す」。
この一言に尽きる。
静謐さの中に描かれる人間模様。
そこには一種の人間賛歌ともとれるメッセージ性がある。
よく言えばこんな感じの作品。
次に観る映画は、明日への活力を見いだせる作品を選びたい。