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<ネタバレ>台湾のニューウェーブといわれるツァイ・ミンリャン監督の作品を初めて鑑賞。
いやぁ、これが思った以上に良かった。
台湾映画的な、距離を置いた視点を保ちつつ、現代社会に生きる人々の孤独や憂鬱を至極客観的に描く。
そこでは物質的な豊かさに充ちているが、人々はそれに反して心にポッカリと穴が開いているのだ。
そういった内容を、一人の女と二人の男という登場人物を使って、自然に巧く描いている。
この監督の作品をもっと観てみたい。
そう思わせるだけの傑作だった。