終始テンション高めで、わざとらしいボケ発言の数々。
なんか .. >(続きを読む)
終始テンション高めで、わざとらしいボケ発言の数々。
なんか胡散臭いし狙っている感があってどこか居心地が悪いんだけど、最後まで観てみると、意外と完成度が高いことに気付かされる。
冒頭とラストに出てくる松坂慶子と麻生久美子が住んでいる家の色使いが抜群に良い。
麻生久美子の黄緑色のワンピースも綺麗だし、室内の小物の色もそれに似たグリーン系のものが使われていたりして、映像センスの良さを感じさせる監督である。
麻生久美子は、外見的にどうもおばさん臭くていまいちだけど、声のトーンとしゃべり方が魅力的で、どうしても気になってしまう魅力をもった女優だ。
話としては、龍のCGが飛び出したりで、取るに足らない内容だが、映像のセンスがそれを補っている。
作品全体の出来としてみれば、それなりのレベルに達している。
2000年代の邦画の雰囲気をそのままに、終始テンションの高い麻生久美子に圧倒された一本。