<ネタバレ>ホウ・シャオシェン監督の『憂鬱な楽園』でアジアの映像美を撮っ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>ホウ・シャオシェン監督の『憂鬱な楽園』でアジアの映像美を撮ってみせたチェン・ホァイエンが、監督業に進出し自らメガホンをとった上に、脚本と撮影までこなした作品。
これがどんな出来栄えになったかと期待して観たのだが、内容はかなり薄く、不発。
意味もなく耳が聴こえない設定の青年が、自転車で台湾を一周するというロード・ムービースタイルの作品だが、設定の割に面白くない。
やはりこういったロードムービーは、行く先々での様々な人々の出会い、それに関するエピソードが充実していないと厳しい。
青年がただ自転車で台湾を一周するだけのお粗末な内容には、大分がっかりした。
貴重でいて秀でたアジア映画を一斉にDVDでシリーズ発売した「珠玉のアジアン・ライブラリー」シリーズだが、面白い作品が目白押しの中、本作は残念ながら最下位に位置する作品だった。