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<ネタバレ>序盤はむやみにハイテンション・ハイスピードで物語が展開され、「こんだけブッ飛ばしておけば、つかみはOK!」的な、あざとい狙いが脚本に感じられる。
やはり、この脚本家は苦手だ。
中盤からは、在日をテーマにした恋愛ドラマにシフト。
ハチャメチャさだけで最後まで突っ走ってくれたら、おそらく傑作間違いなしだっただろう。
ところが、在日という変に真面目なテーマを掲げるているもんだから、どうにもアンバランス。
バイオレンスとスピード感、そしてほろ苦くも甘いラブストーリーだけで構成すれば十分だったんじゃないだろうか。
今から10年前の作品で、一応“ゼロ年代”の映画ということになるが、古臭さが既に感じられるから驚き。
この10年の日本映画の変わり様は、私が思っている以上に早いようだ。