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<ネタバレ>父子家庭に育った少女は、ボクサーである父親からDVを受けている。
DVに耐えかねた少女は、ふらふらと家出をするが、ある店の前で気を失い倒れてしまう。
その店の店主は、オタクで内気な青年で、かねてからこの少女をかわいいと思っていた。
そこでのこの状況!
青年は、迷わず気を失った少女を、自室のベッドへと寝かせ、軟禁に成功する。
看病をしながらも、少女の手をさすったりなでたり、と青年は自らの欲望を果たす幸せな毎晩を送る。
青年は、あこがれの少女を前に、ロリコン魂が燃え盛り、さぞかし夢見心地な毎夜だったに違いない。
でもそれは長くは続かなかった。
父親に少女を軟禁していることがばれ、父親が青年の家を訪れる。
そして、父親は娘を自宅へ連れ戻す。
淫らな行為をされたと思った父親は怒りが爆発。
その怒りの矛先は、少女への暴力につながった。
父親の暴力により、少女は死に至る。
そこへ現れたオタクの青年。
父親を銃で撃ち殺してしまう。
衝動的な殺し方。
そして、その直後に、オタクの青年は自殺をしてしまう。
まあ、実際はもっと真面目な話なのだが、どうにも真面目すぎるし、テンポが遅く少々退屈してしまった。
もっとスピード感が欲しいところ。
ただし、青年の少女に対する純粋無垢な愛情は、この上なく美しく、サイレントながら輝きを放っていた。
D・W・グリフィス作品というとスケールの大きい大作をイメージするだけに、本作はどうも物足りなく感じてしまった。