サイレントで200分近い尺の長さ。
それも、テンポも悪く、 .. >(続きを読む)
サイレントで200分近い尺の長さ。
それも、テンポも悪く、内容も決して濃いとは言えない。
最後まで観るのに、かなりの辛抱を要求されたし、体力も使った。
こういう作品を観ると、いかにフリッツ・ラングやD・W・グリフィスが偉大であるかを感じる。
ラングの神秘的なまでの個性、グリフィスの雄大な語り。
それらと本作を比べると、レベルにかなりの差があるのではなかろうか。
本作について、「フランス映画史上、最高のサイレント映画」という批評をどこかで読んだことがあるが、この批評がもし正しいとすると、フランスのサイレント作品はレベルが低い、と解釈せざるを得ない。