<ネタバレ>解りにくそうでいて案外単純な内容なのだが、そういったことより .. >(続きを読む)
<ネタバレ>解りにくそうでいて案外単純な内容なのだが、そういったことより何より、「面白くない!」の一言。
主演の男女二人は、それぞれ幼少期にトラウマになるような体験をしている。
そんな二人がある日、運命の出会いを果たす。
互いは共通の苦しい過去を持つことから、反発し合いながらも、互いを深く理解し、愛し合っていく。
お互いの苦しみを理解しているからこそ、ラストの海での入水心中へとつながっていくのだ。
これで愛し合う二人は全てから解放されるのだ、と。
まあ、こんな解釈しかできないが、いずれにしても、だからって別に感銘を受けることもないし、まして感情移入もできない。
それでいて、哲学的なセリフの垂れ流しが最初から最後までしつこく、ただ単に疲れるだけだった。
「フランス映画は理屈っぽくて小難しい」
そんな、一般のフランス映画に対するイメージを助長するような作品。