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ジャン・ルノワール監督にジャン・ギャバン主演という黄金の組み合わせ。
はっきり言って、この組み合わせで駄作なんてことは有り得ないんだけど、少し淡々と進み過ぎの感はあった。
だけど、やっぱりギャバンの存在感は凄い!
スーツを着させても、作業着を着させても、いずれも似合ってしまうから凄い!
最後はこの時代のフランス映画らしい、哀愁にみちた終わらせ方。
むやみなハッピーエンドまみれのハリウッド映画より、断然マシだ。
それにしても、汽車が疾走し、それを汽車の上から捉えた映像は、迫力十分だ。
線路がカーブし、トンネルに入ってトンネルを抜け、鉄橋を渡る。
幼い頃に、電車の先頭車両に乗って、流れていく景色を見て楽しんでいた頃の、それと同じ興奮を味わうことができた。