<ネタバレ>サイレント大作ってのは、鑑賞しきるのに体力を要するが、その分 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>サイレント大作ってのは、鑑賞しきるのに体力を要するが、その分、その静寂たる世界に浸れる心地良さもある。
本作もまさしくその特徴に漏れない。
マブゼの冷徹ぶりを見せ付ける前半からして、ラストの落とし方は納得がいく。
しかし、予定調和の感も否めず、それほど楽しめたとは言いがたい。
ただ、フリッツ・ラングの魂が聴こえてきそうな、その大作による力作ぶりは凄まじいものがあり、サイレントを代表する一作として揺るぎないものを感じた。