<ネタバレ>運命を分かち合った男女は、生まれ変わっても、再度結ばれる。 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>運命を分かち合った男女は、生まれ変わっても、再度結ばれる。
そんな永遠不滅の愛を、斬新な手法で表現した作品。
序盤から中盤にかけては、その突飛な内容に嫌気がさした。
「普通に恋愛絵巻を描けないのか?」
と。
「もう普通の恋愛絵巻は語り尽くされ、こんなSF色全開な手法でしか、ラブストーリーを描けない時代になってしまったのか?」
と。
確かに表現手法は風変りだし、直球勝負の恋愛モノじゃない。
だが、訴えたいことは今も昔も一緒と気づかされたラストの急展開。
このラストが秀逸。
結局、周囲の妨害や科学技術が、運命に導かれた男女二人を妨害しようとも、その男女は結ばれる運命にあるのだ、と。
さすがアメリカ映画!的な、実に巧い組み立て。
一方で、その機械的なまでに良く出来た脚本が、有機的な「恋愛」というものを描く上で、マイナスに影響したことは否めない。