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<ネタバレ>よくできている部分と、どうしようもない部分のミックスされている映画。
一番いい点は、フイルムに映っている汗と涙が本物ということ。
これが、この映画に厚みを加えている。
先生の演技や、一部のシナリオは目を覆いたくなるようなダサさがある。
でも、クライマックスの踊りは文句のつけようがない。
特に蒼井優の満面の笑顔は最高。
他の出場者も、踊り終わった後のあの涙は本物だと思う。
やくざの登場は不要、ラストのスロー回しは意味不明。死亡フラグと勘違いさせる。
台詞回しや、演技など、自分ならこうやるのになあというもどかしさがあちらこちらにあった。
でも、映像はよかったし、音楽もいいし、踊りもいいし、全体的な流れもいい。
緋牡丹お竜のぞくぞくするまなざしは健在でした。ただし、ラストの馬鹿親ぶりは余計。
あそこは険しい目をして真一文字に口をしながらぽろりと涙する演出であってほしかった。しずちゃんは意外と好演。
なんかこの映画、撮影前の「この人にがんばってほしい」人と、撮影後の「この人ががんばりました」という人が違う印象がある。
先生と兄貴が恋愛関係にならならなかったのは正解。
典型的なグダグダ映画に堕するところでした。