<ネタバレ>シリーズものは偉大な1作目があって初めて成り立つものであり、 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>シリーズものは偉大な1作目があって初めて成り立つものであり、2は1が偉大ゆえに前作を超えずに終わることも多い。ここのレビューを見ていると本作は成功した珍しい例だと思う。おそらく、前作では怖い敵であったシュワが味方に転じて安心感がでたこと、ジョンコナーを可愛い少年が演じたこと、異形のものと少年の交流による感動ものに仕上げたことのためだろう。
しかしながら、個人的にはあまり好きになれなかった。もともと1作目にも設定に矛盾があったが本作ではまとめようとしたがためにさらに矛盾を広げてしまった。未来から送り込まれる敵に対して、同様に送り込まれる味方の存在は、敵が強大になればなるほど不可欠となるが、前回の敵役を味方にしてしまったので、ここで萎えてしまった。ちょっとベタになってしまった感のある感動的ストーリーも素直に受け取れなかった。もっとベタな話に感動することもあるのだが、本作をあまりよいと思えなかったのは斬新で衝撃的であった1作目のことが好きであり失望してしまったためであろう。