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<ネタバレ>「美しすぎる○○」というのは、安いマスコミが使う業界用語で、通常我々の生きる現場(シャバ)では使われない言葉だと思ってました。しかし、本作の最初のころ、「美しすぎる議員」という言葉を同僚議員やらが主人公に語りかけるシーンがあり、それがなんか嘘くさいんだすよ。そしてこの作品は、この絶妙な嘘くささが通奏低音として流れ続ける、コメディかサスペンスか、つまりエンタメ系だと解釈していたのですが。なんと見終わってみれば、アイドルだった経歴をもつ初当選議員の奮闘を描くいたって真面目な社会派ドラマでした。でもなあ。ときどきアレっていう心が騒ぐ展開(女性カップルが実家に会いに行くシーン、シングルマザーが取材を受け入れるシーンなど)もあるんだけど、全体に嘘くさいんだよああ。なんかちぐはぐ。コメディのつもりが、ドラマに仕上がっちゃった印象。