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<ネタバレ>もう涙なしでは見られない。元はといえば、高田馬場での決闘で、見るだけしか能のない侍3人のせいで、なんでこの夫婦がここまで悲劇になるのか・・。市川雷蔵はどうして、観る映画、観る映画、ここまで絶体絶命になるのか?そういう人なのかなぁ。それとも昔のアイドル(?)ってこんな役が似合っていたのか?最後の討ち入りまで、この夫婦の残酷な運命を辿るこの話。もう!勝新、もっと早く来なきゃ~!この映画に限っては、落とし前はキチンとつかないまま、終わってしまった。時代劇というのは、映画の落とし前の美学は当てはまらないのかなぁ・・。それとも夫婦の愛が昇華されたことで、観客は良かったねぇと思うことで取りあえず、この映画はエンドなのか?う~ん・・。時代劇ワールドの前に立って、少し思うこと。映画評論家の佐藤忠男さんが「意地の美学」という本を書かれたけど、男の意地を貫くことで、あ~良かったねぇと思うことが落着なのだろうか・・。まだまだ観なきゃいけない時代劇を前に、自分を試されてるような気がする。