<ネタバレ>カラーフィルムを使って、映画セットではなく、
霞ケ浦付近の .. >(続きを読む)
<ネタバレ>カラーフィルムを使って、映画セットではなく、
霞ケ浦付近の農村を舞台に、農民たちの生活を描いている。
民具などの小道具や風習、農作業の様子など、民俗学に興味ある人なら、貴重な映画となるだろう。
面白いのは、この後に創られた「キクとイサム」が白黒であり、
今井の中で、白黒の良さ、カラーの良さを模索していた感じがある。
あと、方言がすごい。ここにもリアルに映画を残したいという今井の思いがあるようだ。
今井の代表作「ひめゆりの塔」が、沖縄弁じゃないのは、多分、方言がすごすぎて、
字幕でもつけなきゃ理解不能と思ったからであろう。
本作の茨城弁は、埼玉生まれの今井には、まだ理解しやすかったからではないか?
などと思ったりした。
自分には、全然、何を言ってるか分からなかったが・・(笑)