<ネタバレ>フランソワオゾンは、自分をさらけだす性を同性の男性にしたひと .. >(続きを読む)
<ネタバレ>フランソワオゾンは、自分をさらけだす性を同性の男性にしたひとたちだ。
この世の2つしかない性別の1つで完結している。
だから生命の光が輝きにくいのだろう。
かくして、この映画のゲイの青年も余命少しの設定である。
彼は子どもが嫌いだった。
ところが不妊のカップルからセックスをして欲しいと頼まれる。
その営みのあと、彼は母乳を飲む赤ちゃんに慈愛の目を向ける。
そして彼が自分を葬る場所に選んだのは、健康的な海水浴場。
彼は世界と一つになり、往く。
フランソワオゾンのセンスには下をまく。
見事なラストだ。