<ネタバレ>さてゴダールものである。
以前「右側に気をつけろ」を観て、 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>さてゴダールものである。
以前「右側に気をつけろ」を観て、さっぱり意味が分からなかったので、
今回は理論武装して、挑んだ。
当時の映画のあり方に批判的、実験的に模索していたのがヌーベルバーグである。
ゴダールの本作は、その代表ともいえる作品で、実験的かつ政治的メッセージをこめた代表作である。
今では、政治的メッセージを込めた実験映画は、数多く創られていて、youtubeなどでも散見される。
本作では、男女の会話で、それらしきことがほのめかされるだけだが、当時は衝撃的だった。
ストーリーはまったくない?(原作があるみたいだけど・・)
ただ当時のアメリカのベトナム戦争や、世界を変えつつあった消費文化を
風刺しつつ、シネマスコープのスタイリッシュな映像で男女の逃避行が描かれる。
(男女の逃避行と言えば、「俺たちに明日はない」だが、この作品の2年後である)
筋を追って、観ていたら、何が何だがさっぱり分からなくなってしまうとこだろう。
「勝手にしやがれ」はまだ映画として成立していたが・・
まったく「ゴダールには気をつけろ」だ(笑)
※「ゴダールに気をつけろ」という映画本がありますね。図書館ででも見てみようっと。