<ネタバレ>田中絹代が堪える、耐える。
彼女は戦時中の国民の嘘を呑み込 .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>田中絹代が堪える、耐える。
彼女は戦時中の国民の嘘を呑み込んで、演技していた。
末の男の子が好きになった女中を、二人一緒にさせない絹代の演技の深さ。
「陸軍」の絹代と比べると興味深い。
三国連太郎も怪演。
軍人の時、出世していく息子を褒める時、戦後、ボロボロになった時のそれぞれの三国。
目力を演技できるのかなと思ってしまう位の変わりよう。
このズレた夫婦を通して、戦争を描いてる。
どちらかというと兄弟の軋轢を描く映画ではなかった。[良:1票]