<ネタバレ>是枝監督は、静かな映画をつくる監督だ。
その静かな映画でで .. >(続きを読む)
<ネタバレ>是枝監督は、静かな映画をつくる監督だ。
その静かな映画でできる素材を常に探している感じだ。
今回のは、静と俗。
セックスドールが心を持ち、世界の美しさに触れ、恋もする。
そこで失恋の気持ちも味わい、
「ココロヲモツコトハセツナイコトデシタ」とつぶやく。
東日本の前の作品で、日本全体が、閉塞感で心を失っている頃の作品で、
まさに時代の作品だと言える。
今の子たちには分からないかもしれないが、オジサン連中には
心に沁みる映画です。
心を持ったセックスドールが、恋した相手を殺してしまうことで、
また心を手放す・・・?というか、あまりラストに意味は感じなかった。
でも「エクスマキナ」も同じような素材の映画だが、
アメリカの作品は、結末が荒いし、是枝さんの作品がはるかに上と思った。