<ネタバレ>地元の文化を愛しつつも、新しい世界へのコンプレックスを抱いて .. >(続きを読む)
<ネタバレ>地元の文化を愛しつつも、新しい世界へのコンプレックスを抱いていた彼女に、訪れた最先端の世界アメリカ、ニューヨーク。嫌なことも経験しますが、彼女はそこで英会話教室を通して、新しい世界が広がったことに喜びを感じます。しかし同時に失ってはいけない本分を失ってしまった自分にも戸惑います。さて彼女の最後に選んだ道は?という内容です。映画最後の彼女の言葉は、英語で話す新しい世界での生き方のアドバイス、そして母国語で話す彼女の選んだ世界の見え方、二重に語られるその内容の確かさに、娯楽映画の王道を観た気がします。この創り手は新しい世界の人たちの手によるものでしょうけど、彼女のような存在を尊重しえたからこそ、できた映画ではないでしょうか?有名な映画評論誌には上位に食い込まなかったけれど、確かに観る人が増えてきてる(面白いと感じる人が多いのでしょう)、そんな映画です。