<ネタバレ>面白い!骨太な傑作だ!
最後は自由の国アメリカ万歳で締めく .. >(続きを読む)
<ネタバレ>面白い!骨太な傑作だ!
最後は自由の国アメリカ万歳で締めくくるから、気持ちがいい!
スピルバーグの計算がかなりあるのだろう、これを今、世に出したのは・・
報道の自由の危機の予感、女性の時代の到来等々。
相変わらずの演出の巧さで、地味な内容の映画を最後まで引っ張ってくる。
彼の映画で言えば「リンカーン」に近い。
自分にとってスピルバーグの楽しみは演出の巧さである。
個々の部屋での電話会談、機密登場の緊迫場面でレモンを売る娘、「ニクソン」側の役員への印象づけ、
各人各人のセリフの面白さ・・
最初はちょっと難しいよ、スピルバーグさんと思って観ていた。
字幕のセリフを読んでるうちに、広い新聞社のオフィスの空気で眠くなってしまった。
これは前も経験したなぁ・・
あぁそうだ。「大統領の陰謀」や「ネットワーク」(これはTV局だけど)でもそうだった。
とにかくマスコミの方々の説明口調は映画と相性悪い。
でもそれを最後まで引っ張るスピルバーグ御大の演出には、職人の味がある。