<ネタバレ>タイトルで損をしているが、さすが黒澤明!面白い!
水爆 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>タイトルで損をしているが、さすが黒澤明!面白い!
水爆の放射能は、誰もが怖いだろう。
令和の今は、原発の放射能が怖くない人はいないでしょう。
しかし、皆、忘れたふりをして、目の前の問題に夢中になっている。
この老人は、ちょっと異常にデリケートで、有能であるがために、具体策まで考えて、それを強行しようとする。
ブラジル行がそれだ。
それを周りの人は、禁治産者という法的に判断できぬ人、現実が分からぬ人として、
なんとかしようとする。
確かにわがままな老人の世迷言の一つかもしれない。
しかし、最後に孫をおんぶして、老人の見舞いに来る女性には、
そこには愛があったと思えていたのだろう。
さすが、黒澤節!