<ネタバレ>田中泯の「HOKUSAI」と比べると、興味深い。
あち .. >(続きを読む)
<ネタバレ>田中泯の「HOKUSAI」と比べると、興味深い。
あちらの方は、名作誕生に迫ったものだが、
こちらの新藤兼人の北斎は、老境に立っても、
俄然、創作意欲がわいてくるとこに、結構力点置いてた。
タコと美女の作品誕生に拍手。
老人になってからの魔性の女との再会、若さが欲しいと
いいながら、ぐったりなるところに人生の皮肉が感じられて
面白い。
滝沢馬琴との辞世の句の差に、また味わいがある。
馬琴のすました人生と、迫力ある北斎の辞世の句の比が見事。