<ネタバレ>主君の敵にと下郎に討たれた侍の処分。
下郎の手柄は主君の手 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>主君の敵にと下郎に討たれた侍の処分。
下郎の手柄は主君の手柄。
そんな立場の人間であるから、侍は常に厳しい立場にある。
よって下郎に討たれるような侍はおらぬ、とのお上の判断。
そんな結末を、ラスト30分くらいで見せる。
それまでは町人、侍交えての朗らかな人間悲喜劇模様が描かれる。
朗らかな後に、10分くらいの血なまぐさい殺し合いが描かれる。
伊藤大輔の味であろう。
人間として、下郎の立場を見つめ続けた彼の真骨頂時代劇である。