<ネタバレ>良かった。特にヒーローのような人物は出てこないが、テレビとい .. >(続きを読む)
<ネタバレ>良かった。特にヒーローのような人物は出てこないが、テレビという装置の巨大な錬金術に誰もがとまどい、その中で正しく生きようとする登場人物たちに共感を持った。最後の教授の声明には、教職者として不正をした後、彼なりに誠実に事態に対処しようという姿勢が感じられた。これはレッドフォード主演の「候補者ビルマッケイ」で少し、戸棚に閉まっといた問題意識に対する彼の一つの答えのように思えた。テレビ、選挙など大きな組織の中で個人が埋没する恐ろしさへの警鐘と思えたのだ。