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<ネタバレ>『挽歌』シリーズは、『Ⅱ』>『狼』>『Ⅰ』>『ハードボイルド』>『アゲイン』の順で好き。さて、「香港ノワール」というジャンルを確立した本作だが、今観たら結構粗が目立つ。と言うか、チョウ・ユンファ、主役じゃなかったんだ…。彼がいちばん格好良いのは、序盤の二丁拳銃で殴り込みをかけるところ。それ以降は鼻血ブーだし文句ばかり言ってるし、あまり良いところがない(最後に殺されちゃうし)。また、やはり問題なのはレスリー・チャン。演技がクサすぎる。ユンファやティ・ロンもクサいのはクサいのだが、彼らにはまだ演技力がある。しかし、レスリーは観ているこっちが恥ずかしくなるくらいヘタ。冒頭の純粋無垢な感じから、中盤以降の大袈裟過ぎる豹変振り、喋るたびに口から涎垂れてます(ブルーレイでくっきり見える)。「刑事さん…」のところはティ・ロンさんの名演で泣けるシーンだが、レスリーの顔を見るたびに思わず吹き出してしまう。そんな『Ⅰ』ですが、やっぱり燃えるので、8点はカタイ。