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<ネタバレ>プロムでぐるぐる廻る幸せ絶頂シーンでは思わず泣きそうになった。そして、あまりに壮絶なテレキネシスによる復讐は、「やっちまえ!」などという気持ちすら差し挟む隙もない程、哀切に満ちていて、「なぜこんなことに…」とただただ呆然とするほかない。いじめられっ子のキャリーに扮したシシー・スペイセク(当初はナンシー・アレンの役になる予定だった)の完璧な演技により、この作品は永遠の名作となり得た。絶頂期のデ・パルマの演出テクニックも冴えまくり、原作者のS・キングでさえ「小説より怖い」と太鼓判を押すほど。ラストのショックシーンは、その後のホラー映画に多大な影響を与えた。個人的には、『エクソシスト』『シャイニング』と並ぶ「本当に怖いホラー映画」。[良:2票]