すごく気に入ってる作品ではあるけど、観るたびに逆にマイナス面 .. >(続きを読む)
すごく気に入ってる作品ではあるけど、観るたびに逆にマイナス面も目立ちます。まず全編歌にする必要性がないということです。メロディがあまり無いのに歌う必然性がありません。それから前半のギイとジュヌヴィエーヴやおばさんらへんのくだりに較べて、後半のカサールやギイの帰還らへんが短すぎます。あの辺が薄すぎて、マドレーヌとの恋愛が軽薄なものに見えてしまいました。
ただ、ラストシーンでその辺りのマイナス面はかき消えて、素晴らしい映画を観る喜びに浸ることができます。「あぁ、ここを撮りたかったんだね」と分かるようなシーンです。うん、素晴らしい。