新東宝の低予算で作られた傑作カルトムービーで、こういうアイデ .. >(続きを読む)
新東宝の低予算で作られた傑作カルトムービーで、こういうアイディアと独創性溢れる作品は大好きです。序盤は地獄に落ちる人々を追っているのですが、とにかく暗い。画面も暗ければ登場人物も暗い。何か、別の意味で地獄のような世界が展開される。その中で圧巻なのは、天知茂を破滅の道へ引きずり、地獄でもさらなら底へ落とし込む天知のダークサイドの悪魔・沼田曜一の怪演技!いいねえ、爽快なまでの悪人を演じた。もう、深夜の映画館で観たから、頭にこびり付く。
「堕ちるまで」の養老院のエピソードも素晴らしい。実に生臭くそしてバタ臭い。この世界にハマってしまうと新東宝の大蔵映画は全て魅力溢れる作品に思えてならなくなる。