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<ネタバレ>古代原始時代を舞台にした映画では、ジャン=ジャック・アノー監督の「人類創世」
があり、それは紀元前8万年前の「火」を求めて彷徨う冒険物語でした。あの時にも
マンモス、剣歯虎が出てきていましたが、今回の映画では、CGによって見事に
迫力ある古代動物が画面に甦っていました。さらに巨大恐鳥も狂暴さを増して、
人間を追い回していました。それにしてもロケによる風景は何れも見事で、話のすじ
のいい加減さを吹き飛ばすようなものでした。特に雪に覆われた高山が連なる
ニュージーランドロケの素晴らしさは、観ているだけでこの映画の価値があったような?
話は、かなり「アポカリプト」と類似点があり、奴隷を集めて巨大ピラミッドを立てる、人身御供が必需品(?)、などなどでした。まあ、広漠たる原始大陸を旅する民族大移動、画面を埋め尽くす人、人、人のピラミッド建築場面、奴隷の反乱場面(特に巨大ドックの崩壊場面)、などまさにスペクタクルシーンのとてつもない迫力場面が主役たる映画でした。その心算で観ていたので、主人公を巡る話のいい加減さは気になりませんでした。
映像の迫力に高得点です。