<ネタバレ>まさに雄大で荘厳な美しい風景を見ることができ、嬉しくなってし .. >(続きを読む)
<ネタバレ>まさに雄大で荘厳な美しい風景を見ることができ、嬉しくなってしまいました。
食事・酒宴・風呂・首枷・馬糞を捏ねて乾燥させた燃料作成・葬式・・・
モンゴルの日常生活も垣間見れて興味深かったです。
西夏に奴隷として売られて来ていたと言う虚構は、史実上の空白期間を
想像して作られたとの事ですが、それはそれでテムジンの眼に大いなる意志
の力を認めた代官・僧侶は大したものです。唯、ボルテとの声と影だけの
ラブシーンはやや興ざめで、減点となりました。ボルテを取り返しに行く時の
戦斗シーンは、どこか「300」と似た感じがしましたが、迫力がありました。
戦斗シーンは最後のジャムカの大軍とのシーンが最高でした。特に尖兵として
特攻を行う二刀流の黒鎧軍団の突撃俯瞰シーンには久々に思わず「おう!」と
小さく叫んでいました。少なくとも「蒼い狼・・・」よりはエキソシズムに溢れ、
浅野忠信さんの熱演(あまり話さず、眼で意志の強さを表した)が際立った
映画でした。