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<ネタバレ>最終章(?)のボーン・アルティメイタムを観て、少し経ったところで第1作目のボーン・アイデンティテイーを観直してみました。3作目では大活躍し、最後の「ニヤリ!」が大いに注目を浴びたニッキーは、既に第1作から出ていたのですね(それもパリ支局員として。この辺はやや作りすぎの感が否めませんが・・・)。3作目を観終わってやっと全ての話の辻褄が合ってきました。それにしても、凄い脚本の構成力だと改めて感心しました。▼確かにこの1作目はボーンにまだ弱々しい感じも残っていて、ついつい母性本能がくすぐられるようなところも垣間みれるような気もしました。でも良く観ていると、「教授」との対決の駆け引きなどは超一級の暗殺者らしい凄みも看取れました。最後にCIA局長アボットが「作戦終了」といって、事務所の明かりが次々に消えて行く余韻に含まれた情報機関の冷血ぶりも理解できました。▼3部目DVDを入手後、ゆっくりと時間を掛けて3部作を全て通して観てみれば、また違った感想になるやも知れません。それが今から楽しみです。