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<ネタバレ>この映画の中で、(実話ですが)一番頭がおかしいのはブランドンと彼を匿った知人女性を殺害したジョン。ブランドンには、殺害までされる理由など何1つなかった。アメリカもかなり保守的な地域とそれほどでもない地域とで分かれるようだけど、ブランドンの仲間や母親がひどく彼を嫌悪する場面を見ていて「実際のアメリカでもこんな感じなのかな~」と思いをめぐらせました。性同一性障害というものに無関係な人々は、普段、この疾患やそれにまつわる差別についてあまり考えることもないと思うので、そういう機会を与えるという点では有意義な映画なんじゃないでしょうか。 R.I.P. 醜い偏見により犠牲となったブランドンの魂よ、安らかに眠れ。