<ネタバレ> 良くも悪くも今までどおりのランボー(正確には2,3)でした .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ> 良くも悪くも今までどおりのランボー(正確には2,3)でした。
男の子大好きな変態司令官が指揮する、少年を無残に刺し殺し、赤子を火に放り込み、無抵抗な捕虜を使った殺人賭博を行なう、うじ虫よりも嫌悪感を抱かせる最低鬼畜な悪魔の軍隊。
そんなゴミ共に捕まってしまったボランティアの方々を救うべく、『必中』『ひらめき』『熱血』がほぼかかりっぱなしのランボーと最強傭兵野郎共が立ち向かう!
わかり易く(?)言えばこんな感じでしょうか?
設定も何となくこれまでのランボー2,3に似ていなくもありませんが、逆に今はそのようなド直球のアクション映画が少なく新鮮に感じました。
仲間が銃殺されそうになった瞬間、機銃座を構える兵士の後ろからぬ~~っとランボーが現れた瞬間は、ベタながらもシビレてしまいました。
ミャンマー情勢については詳しく存じないので、あのような残虐行為(上に書いたこと以外にも四肢を切り落としたり、柵に人の首を刺したり)が本当に行なわれている(いた)のかわかりませんが、『ああ、コイツ等は殺されても仕方ないクズ共だ』と『悪』の認識を植えつけるには十分だと思いますし、戦争(虐殺)の惨さを映像として表現するにはかなり成功していると思います(オブラートの包まなさに正直気分悪くなりました)。
なんで、『グロ(敵も五体満足で死ぬ方は少ないです)』に耐性があり、これまでのランボー好きなら観て退屈しないと思います。
ただ惜しくべきは、ここからもうひと山ありそうと思ったところで終わってしまう(大規模な銃撃戦が1回だけ)ので、ちょっと物足りない気がしました。かと言って『ここは削れたろ』と言う場面も無いので、出来ればあと30分は尺が欲しかったです(それだけ長くても全然観れます)。
スタローンの老化によるアクションの衰えを心配する方もいるかもしれませんが、心配いりません、『すごいアクションだ!』とは違いますが、『アンタ本当に俺の親父より年上かよ!?』と感心するくらい、60歳のジジイが動きまくります。そのスタローンの努力と根性に+1点です。[良:2票]