<ネタバレ>他人とは『少し違う』主人公の少年が、父の遺品から見つけた鍵と .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>他人とは『少し違う』主人公の少年が、父の遺品から見つけた鍵と入れ物に書かれていた『ブラック』と言う言葉を頼りにニューヨークを探すお話。
正直、良くある『傷付いた少年が多くの人と出会い癒したり癒されたりする』系のお話だが、まぁ押し付けがましかったりあざとい演出も無く、単に人と出会うだけでなく旅をするお供(老人)に影響を与えたり受けたりするので物語にそれなりの緩急が付いていて良かった。
途中仲間になる老人も、これまた良くある『偏屈じいさんとお元気少年』ではなく『偏屈少年とお元気じいさん』と言った組み合わせは新鮮で良かった。
ラストも最後の一歩は自ら踏み出し序盤での伏線張りもベタだが悪くない。
そしてタイトルにもなっているが、母親は実に偉大である
難点を挙げるなら、まず行く先々で出会う人たちがダイジェスト程度でしか登場せず、出番をもう少し増やして欲しかった。
あと遺品のカギや母親の行動に関しても後半に繋がる伏線の様なものを張った方がより良かったと思う。
総評としては傑作でこそないが、上述した様な内容の映画が好きなら見て損は無いと思います。[良:1票]