<ネタバレ>大金を掛けた(アウトブレイク+48日後)÷4くらいの面白さな .. >(続きを読む)
<ネタバレ>大金を掛けた(アウトブレイク+48日後)÷4くらいの面白さなパニックアクション。
ゾンビ化ウィルスの感染源を探しワクチンを作ろうとするお話だが・・・。
物語開始から病気は既に蔓延しており、ちょうど『タガ』が外れる所から始まるので、アウトブレイクにあった様な、脅威が広がっていく恐怖も、感染源捜索も序章のシーンを遡って行くような演出も共に無くひたすら後付けの設定を見聞き(その内容もぶつ切り且つ唐突過ぎ且つ薄っぺらい)し、その手掛かりを追って世界を飛び回るだけなのでかなり微妙。
おまけに散々捜索した結果感染源は見つけられず、代わりにゾンビから身を守る方法を発見(この理由自体は悪くない)するが、その発見方法がほぼ偶然なので病原菌捜索との関連性が薄く、実質尺の半分近く使った話を放棄してしまっている。
離れ離れになった家族の方にもゾンビに襲われる等大きな問題は無く、演出の一環である家族との絆的なモノも序盤で終了してるので正直邪魔。悪いが序盤でゾンビ化させた方が良かった気が。
ラストもしょうがないとは言え、アウトブレイクみたいな妨害も無くこじんまりと解決してしまい非常に尻すぼみで『え?終り?』と思ってしまった。
ただ津波の様に大量に押し寄せるゾンビの演出は敵といよりか自然の脅威的な強大なインパクトがありかなり良かった。
それと主人公が行く先々で色んな名も無き脇キャラと力を合わせ、時には襲われ死亡したり、時には逃げ出したり、最後まで戦ってくれたりバリエーションがあり映像的にも色どりが変わり良かった、特にラスト同行者の女兵士は実に男前。
総評
上述した欠点こそあれ、視聴意欲を失わせるほど酷くは無く、それなりに良質なテンポや序盤の逃亡シーン、ゾンビ演出等光るモノもある。
なので、出来はそこまで気にせず単純にパニック映画を見て見たいと言う方なら見て損はないと思う。