<ネタバレ> TV放映を目的としながら諸事情で劇場版になってしまった(お .. >(続きを読む)
<ネタバレ> TV放映を目的としながら諸事情で劇場版になってしまった(おまけにTV放映無し)不運な作品。
癒される前(この時は病んでいなかったのかな?)の富野作品の中では比較的キレイ(卑屈な人間は皆無で、主人公側は皆基本良い人(憎めない人)ばかり)でストーリーも分かりやすい(敵が攻めてきた→友達を守るため戦う主人公→戦場ではぐれたヒロインと合流、和解→大多数の人類を抹殺しようとする敵を倒すべく戦う・・・大体はこんな感じ)。
アクションに関しては流石に逆襲には敵わないがアニメ至上屈指の出来、のけ反りザマの射撃や切り合いからの急接近等初出撃から見どころ満載。ラストの『質量をもった残像』は鳥肌モノ。
勧善懲悪ストーリーと抜群のアクションでエンタメ作品として完成度は高い。
主人公のシーブックもかなりの高青年(決して地味ではありません!!)で応援したくなります。
残念なことと言えば、エピローグ、プロローグが無く、おまけに劇中もキャラの居場所や敵の裏切りなんかが唐突に起こり非常に分かりにくい。一応構成無視のワープはなく頑張れば『きっとこうなったんだろう』と酔え王はできるようになっており、まぁTV放映モノを劇場版に圧縮した割にはかなり頑張っていると思う。
以上の事から8点の所から-1点。 せめて新約Zみたく三部作だったら・・・。