ヴァンパイアなりの独特の世界観が面白い。1800年代の欧米の .. >(続きを読む)
ヴァンパイアなりの独特の世界観が面白い。1800年代の欧米の雰囲気は結構好きだ。たまたま素材はヴァンパイアだったが、罪悪感が麻痺して堕落する者と、麻痺せずに苦悩し続ける者がいるのは、人間にも共通するテーマで共感できる。要らぬ心配だが、自分が不老不死を手に入れても、正気を保っていられますように(笑)。壮々たるキャストも見ものだった。トム・クルーズはクールなキャラがよく立っていた。ブラピが日光に当たると死んでしまうという設定は、「リック」を彷彿させる。でも、ヴァンパイアのブラピはイマイチかっこ良くない。キルスティン・ダンストは幼い頃のほうが演技力があったんじゃないかと感じた。最後のオチは明るくて悪くないけど、ちょっと裏切られた感じ・・・。21世紀に入った今もなお、彼らは細々とどこかで暮らしているのかもしれない。