<ネタバレ>凄まじい映画ですね。始まりの事務所のシーンで猛のたらしっぷり .. >(続きを読む)
<ネタバレ>凄まじい映画ですね。始まりの事務所のシーンで猛のたらしっぷりをあっという間に表現し、稔の世間体のよさをあっという間に見る側に示す。
香川照之とオダギリジョー・・・。
今迄で一番面白い化学反応だった気がする・・・・。
2006年の映画賞総なめも頷けます。
意見が分かれるこの事件の真相ですが、僕は突き落として居ないと思います。
彼女との一夜を通して、兄の知らなかった一面を知ってしまった猛。
そして2人の間にゆれが発生してしまい、初めて罵倒しあった。
そんな兄が家に帰ってくる。こんなに怖いことは在りません。
その恐怖、はたまた臆病ともいえる感情から偽証したのだと思います。
ただ、その後の過去の回想にて兄の本当の大切さを知り、兄を連れ戻そうとする。
最後の絶叫にはそういった意味のざんげの意味も感じ取れました。
もう1つの謎、兄の決断ですが、兄はバスに乗ったでしょうね。
多分猛の言葉は聞こえたのだと思いますが、二人の間の橋はもう架かっていないでしょう。ただ、偽証中の笑顔の真意を分かりえない僕には、まだはっきりと分かりません。
まだゆれてるみたいです