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<ネタバレ>スティーブンキングの作品はどう考えてもB級的なネタが多いのに、「一番怖いのはクリーチャーでも幽霊でもなくて、人間なんだよ?」てメッセージを強烈に埋め込んでいるのでやたら印象に残る。キングの作品の映画化はほぼ全て失敗しているように思うのだが、映画化されたものの中でもB級に分類されるであろうこの作品は「人間」の見せ方が比較的小説とマッチしていて(自分はそう見えました・・他のキングファンの方はどうでしょう?)見ごたえがあった。作り物めいた蟲、延々と続く宗教女の説教・・・、そしてあのすごすぎるオチ。一緒に見に行った友人は「何が言いたいのかわからない」と言ってたけど(笑)
このパターンだと映画的には主人公サイドが全員でなくても数人は助かるとかそういう終わり方が多いだろうけど。。
弁護士の行動も、宗教女についていった非力な市民達も、もちろん主人公達も、誰も間違っているわけではない、ただどの選択が「正解」なのか。
あのオチで映画化してしまったとこに8点。
正解を見出すことなど不可能だと言いたかったのだろうか?と受け取りました。