<ネタバレ>"Nothing is Over!!... Not .. >(続きを読む)
<ネタバレ>"Nothing is Over!!... Nothing..."
溜まりに溜まった様々な鬱屈を最悪の形で爆発させたジョン・ランボー。
のどかな田舎町を戦場に変えてしまった彼。
事態沈静化の為に元上官が彼を諭す。
そして彼は絞り出すかの様に、ベトナムそして母国での惨状を堰を切った様に話し出す...
本作の日本での宣伝はシルベスター・スタローン=ロッキーの刷り込みが全世代に渡り出来上がっていた為なのか、
単純なアクション巨編としか取り扱っていなかった様に記憶している。
そんな能天気な日本の観客(もちろん当時中学生の私もその一人)に痛烈なメッセージを突き付けた本作。
「ベトナム戦争って一体どんな戦争だったんだろう...?」
小学校6年の時に観た「地獄の黙示録」で漠然と持った疑問が蘇った私は、アメリカ近代史を自己流で勉強し始めたのでした。
真に作り手が熱意を込めた映画って、観た人の人生に必ず何らかの楔を残していきますよね。
最近はそんな映画に出会う事が少なくなりました。