<ネタバレ>原作未読です。
NHKの「ファミリー・ヒストリー」での大泉 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>原作未読です。
NHKの「ファミリー・ヒストリー」での大泉洋の回を観て "これは何か彼の出演作を観てみたい”と思い、ゾンビ物好きの私が選んだのが本作。
選択した理由は微妙なものだったが、予想を大きく裏切り物凄く面白い作品だった。
大泉洋、拍手喝采の大活躍である。
どちらかと言うと社会の底辺に近い位置にいた主人公が、常軌を逸した世界で自らの「利=狩猟免許所有」を活かし生き延びて行く様は、一風変わったサクセスストーリーの様だった。
本作が白眉な所は、ゾンビの基本的修正の一つである「生前の記憶・習慣に倣った行動をする」のを大胆に解釈して映像表現している所。
特に後半の元高跳び選手が(脳は無いのに)人間達の束の間の秩序をぶち壊すきっかけになる描写は凄かった。
聞く所に因ると、原作は映画で描かれた内容以降もかなり濃い展開をする様だが、私は本作に留めおこうと思う。