<ネタバレ>良作。
クリント・イーストウッドの作品には外れが無い。
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<ネタバレ>良作。
クリント・イーストウッドの作品には外れが無い。
テロを阻止するクライマックスに至るまでの描写が淡々とし過ぎているかの様に思えるが、
本作を鑑賞する人は皆、これから彼らに何が起こるかを知っている訳で、
それが故に各シーンに巧みに散りばめられた伏線が最後に最大限の効果を発揮するのだと思う。
(落ちこぼれだった事、身体を鍛えた事、色々と努力した事、信仰が主人公の価値観に大きく影響を与えた事 等々)
本作最大の複線は、今更説明不要だが主人公含め主要登場人物を本人が演じている事だろう。
私は事前に予備知識として知っていたが、皆中々の演技をしていたと思うし、
フランス大統領から叙勲されるシーンや故郷でのパレードのシーンは、逆に本人が演じている事を
知っているが故に感動が増した様に思う。
本人を使うのは大英断だと思うし、彼らを被写体として最大限活用した監督の手腕にも脱帽する。
劇場で観るべき作品だった。[良:1票]