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舞台の映画化というのは聞いていましたので、長い台詞中心の映画だと覚悟して観ました。
その通り、映画にする必要性が感じられ無いほどに映像で魅せるシーンは無く、セリフ回しで淡々と話が展開してゆきます。
「後味の悪さ」をお土産に持たせる事に主旨を置いて作っているのが見え見えで、狙い通りに嫌な気分にもなりました。
が、子供と死別する場面を盛り込めば条件反射で泣かせる映画が簡単に作れるように、この映画もシナリオの力ではなく、これを観れば誰にでも嫌な後味を残す。
ズルイ題材を使い過ぎで、嫌な気分にする良くある精神素材の詰め合わせという感じです。
個人的には嫌いな作品ですが、人の感情を動かす事のできる作品なのであまり悪い映画だとは思いません。
『エイリアン』のシガニー・ウィーバーとか今作品の『エクソシスト』のウィリアム・フリードキン監督・・
のような冠形容詞は作品を見る上では目障りなだけで、何かを期待させるだけ罪な宣伝文句だと改めて感じます。
※エンドロールは最後までみてください