お調子者のロベルト・ベニーニは、コメディアン=俳優としてなら .. >(続きを読む)[良:1票]
お調子者のロベルト・ベニーニは、コメディアン=俳優としてなら悪くないのだが、映画監督としては最悪を通り越して、とうとうネオナチにもできないことをしでかしてくれました。すべての間違いは、「アウシュヴィッツ」=絶滅収容所を、お涙頂戴の舞台に利用しようとしたこと。これまで「アウシュヴィッツ」に言及した映画は無数にあっても、これほどまでにデタラメで破廉恥でお粗末な描写は見たことがない。虐殺された死体の山を風呂屋のペンキ絵にしてしまったのは、もはや映画ではなく犯罪だ。早い話が、「アウシュヴィッツなんてただのウソ」。そう信じることが希望なのだね。まことに人生はすばらしい。ハイル・ヒトラー! こんなスキャンダルに拍手を送った感動依存症たちよ、「シンドラー」ですら忘却しようと決めたアカデミー賞よ、君たちに必要なのは映画などではない。恥を知れ![良:1票]