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<ネタバレ>パトレイバーシリーズでは押井は最初は雇われ監督的な参加の仕方だった。よって押井色は抑えられている。その映画が「押井作品」と呼ばれるのはなんか微妙。漫画版のゆうきや脚本の伊藤など、製作チーム(ヘッドギア)の総合的な力でこの映画が傑作となっている。とはいえ、やはり押井監督は上手い。脚本ももちろんいい。当時としては斬新過ぎるコンピュータ(OS)による犯罪・暴走という設定や、移り行く東京の風景が難解さを感じさせたが、ストーリーはあくまでエンタテインメント。漫画やビデオ版を知らないとロボットが居る世界に馴染むのに時間がかかるかもしれない。でもその敷居さえ乗り越えれば面白いと感じるはず。余談だが、パトレイバーシリーズの影響を受けて「踊る大捜査線」は生まれたそうな。