美術、衣装は文句無し!
ソフィア・コッポラの映画はいつも物 .. >(続きを読む)
美術、衣装は文句無し!
ソフィア・コッポラの映画はいつも物語がさらりとしていて、エピソードを詰め込まない。おしゃれでセンスがいいけど、心の闇には触れてこない。
この映画もそれは相変わらずだったけど、史実をこちらが知っているので、
その表現の仕方の都会的センスに魅了されたり少し嫉妬もしたり。
マリーアントワネットがいかに世界を見ていなかったか、
課せられた運命の大きさと、異国で暮らすさみしがりやの小さな女の子のギャップが
観てとれた感想。
ベースにフィクションとしての情報量があるので、今までの薄っぺらさが少し緩和されて
ちょうどいいバランスだと思う。
あこがれのお姫様の映像を堪能するためにDVDを買って何度か観てみても良いかと思った。