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<ネタバレ>私はこの映画、高得点あげられると思う。確かに歴史的大量殺りくをファンタジーとして描く事は受け入れがたい事ではある。しかし一方で死、絶望、恐怖はPTSDという形で人の心を破壊する。父親のグイドはその悲惨な破壊から息子を守ったのだ。彼の最後のガチョウ行進は、息子への愛に満ちた父親の姿であり、悲しみ、憎しみを笑いに変えるというコメディアン・ロベルトの信念の象徴であり、恐怖も憎しみも悔しさも絶望も乗り越えた一人の人間の超然とした姿である。