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<ネタバレ>妻投稿■平均点ワーストランキングに出てくる映画では私にとって貴重なジンバブエ・ドル映画。コンゴ(民主共和国の方)ではホテル・ルワンダがギャグに見えるくらいの残虐行為と無秩序が国土を覆っていて、でもこれを糾弾すると映画やテレビが”抜本的理由”で成り立たなくなっちゃうから(「コルタン」や「タンタル」をフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』でググって下さい)、85年版ゴジラが東宝映画館のある銀座を火の海にしないというのと同じ馬鹿馬鹿しい理由で、メディアにはほとんど取り上げられない。だから私にとって、「コンゴ」という題名は、ゲリラの資金源になっているテレビリモコンをカチカチやりながら「コンゴって酷い国なんだね」と言う私自身のとんでもない矛盾(これはホテル・ルワンダでホアキン・フェニックスの言っていた「矛盾」より数倍悪質だと思う)を暴きだしてくれる映画のはずだった。■でも、映画に出てきたのはゲリラではなく、ゴリラだった。「仮面の恐怖王」という江戸川乱歩作品で、小林少年をゴリラのきぐるみで追いかけまわして喜んでいる怪人二十面相もどきが喜びそうな映画だ。■でもアフリカ問題ってどうなんだろう。ソマリアは海賊が悪い。ジンバブエとスーダンは援助している中国が悪い。で、コンゴの山賊は誰が援助しているんだろう。まあ、これはパソコンで「みんなのシネマレビュー」を日本人が楽しめている時点で答えは出ているんだけど、ま、そこは置いといてゴリラにいっちゃいましょう(大慌て)。 そういえば1995年はまだコンゴはザイールだったっけ。